ノードストロームnews|’24年売上高150億ドル2.2%増/「Rack」が好調
米国の百貨店2位のノードストローム(ワシントン州シアトル、エリック・ノードストロームCEO)が2025年1月期の通期決算を発表した。
年間売上高は145億5700万ドル(1ドル150円換算で2兆1836億円)で前年比2.4%増、クレジット・カード収入などを含めた営業収益は150億1600万ドル(2兆2524億円)で2.2%増。そして純利益は、2億9400万ドル(441億円)で119.4%増の増収増益で終了した。同社は前期、カナダからの撤退によって減収減益だったが、その反動増がみられた。
業態別では、通常業態の「ノードストローム」が売上高93億9000万ドルで0.5%減少した一方で、アウトレット業態の「ノードストローム・ラック」は51億6700万ドルで8.0%増加した。
また既存店売上高は、「ノードストローム」が3.0%増。「ノードストローム・ラック」が4.7%増。インフレ下ではアウトレットの「ラック」業態が強い。
売上高に占めるオンライン販売率は昨年と同様、36%だった。
ノードストロームは期中、「ノードストローム・ラック」を23店舗開店した。期末店舗数は「Nordstrom」が92店、「Nordstrom Rack」が277店、「Last Chance clearance stores」が2店、そしてECのピックアップや返品受付のサービス店「Nordstrom Local service hubs」が6カ所の計377店舗となった。